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2020.01.25 Saturday

新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクについて

中国発の「新型コロナウイルス」による重症急性呼吸器症候群の流行が心配ですね.

2019 novel coronavirus(2019-nCoV)と仮に命名されています

ニュースによれば既に千数百例に達しているようですね

いわゆるSARSの時は九千例に達する前に収束したと記憶してます

あの時は中国が情報を流さなかったので、対策が遅れましたが、今回は概ね流行の状況がつかめているし、病原体についてはSARS、次いで現れたMERSコロナウイルスの経験が生かされると期待しています.

最初の防除対策は発生元である武漢から外に出さないこと

これに関しては既に世界各地域に武漢あるいは中国から患者が移動してしまった

とはいえ、全く対策を講じなかったわけではなく、最小限に食い止められたのではないか

次に、武漢から中国や友好国への広がりの対策

どのくらい広がってしまったのか、あるいは功を奏しているのか?

SARSの時に院内感染が著しかったことから、今回もスタッフや他の患者への広がりが懸念される

隔離施設などは十分ではない、あるいは無いと考えられるから、病棟やICUを仮の隔離施設に見立てて専用治療施設とし、他の患者やスタッフと分ける(ウエールズ病院の成功例から)

SARSでは呼吸器疾患であるにもかかわらず、血液体液排泄物からも病原体が検出され、病原体は自然環境因子に対して結構耐性であった

しかし、熱、アルコール、洗剤には弱かったので通常の消毒薬が有効

標準予防策に血液感染接触感染空気感染の対策を併用すべき

患者によっては症状が消失した後でも長期間ウイルスを保有していたので、ケアが不要になった後でも別の病棟でウイルス検査を続け他の人との接触を避けるべきだ

中国内部での広がりについては情報が少ない

イギリスからの情報では武漢内部に数千人の患者がいるようだ

また、中国の他の地域では香港、マカオ、河北省(北京や上海、天津、重慶)

海外では日本、タイ、フィリピン、韓国、台湾、アメリカ、EU、ベトナムなど、いずれも少数例

CDCのガイドラインによれば

武漢に集中して起きた2019-nCovによる感染症の集団発生は野生動物からヒトへの感染が疑われたが、野生動物との接点が無いと見られる人の中からも患者が発生しているところからヒトヒト感染も起きていることが示唆される

流行地への不要不急の渡航は避ける

患者との接触を避ける

動物(生死を問わず)との接触を避ける

動物由来製品との接触を避ける

流水と石けんにて二十秒以上の手洗いを事ある毎に行う

水や石鹸がない場合はアルコールベースの消毒剤を使う

過去14日間に中国に旅行し、発熱、咳、または呼吸困難で気分が悪くなった場合、次のことを行う必要がある

すぐに医療を受ける

医師の診察室や救急室に行く前に、先に電話して、最近の旅行と症状について知らせる

他の人との接触を避ける

病気のときは旅行しない

咳やくしゃみをするときは、口や鼻をティッシュで覆うか、手ではなく袖で覆う

石鹸と水で少なくとも20秒間手をよく洗う

石鹸と水が使用できない場合は、アルコールベースの手指消毒剤を使用

WHOによれば

1/24の時点で

846症例が確定診断されており、うち830例が中国国内例(446が地域特定されてる)

11の確定例が中国以外の地域で確認された

WHOのサイトを参照



2020.03.31 Tuesday

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