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2006.12.03 Sunday

新しい仲間(PENTAX K10D)がやってきた

12月1日、PENTAXからデジタル一眼レフ写真機のニューモデルが届いた。
早速、黒っぽい箱を開けてみる。

 箱の上部には本体とソフトウエアの取扱説明書の他にガイドブックと保証書があり、本体はその下に仕舞われている。USBケーブル、TV出力ケーブル、充電池と充電器が本体の脇に仕舞われていた。ボディはクッション材に包まれていた。
電池はいくらか充電されており、直ぐに使用可能である。ただし、メモリは同梱されていないので別途用意する必要がある。

 本体を手に取ってみる。710グラムの重量はデジタル一眼レフとしては相当重い。PENTAX初代のデジタル一眼レフ写真機と比べるとふたまわり近く大きく重い。新しい機械というものは旧モデルに比べて大きさも重さも須く小さくなるのが世の常である。のはずだが、PENTAXはこんなゴツい機械を作り出した。当然、人気もなく売り上げも上がらないはずだ。ところが、この無骨な写真機が売れに売れまくっている。生産が追いつかないくらいに。なにせ、予約に応えられなくて一ヶ月発売を遅らせたくらいだから。おそらく、PENTAX始まって以来の売れ行きだろう。

時代を逆行する大きくて重い写真機に人を惹き付ける何が隠されているのか。

手ぶれ補正は効くか?
K10Dに400mmのレンズを装着して遠景を撮影してみました。
先ずは、ボディ内手ぶれ補正機構。ニコンやキヤノンは望遠ではレンズ内で補正する方が有利であると宣伝していますが、ボディ内補正と望遠レンズの組合わせは駄目でしょうか?勿論手持ち撮影です。

K10D400mm_1/500_F6,3_SR/off絞り値F6,3、シャッタスピード1/500、手ぶれを起こさないシャッタスピードの限界は焦点距離分の1といわれています。

次に手ぶれを誘発する為に絞りをF22まで絞ってみましょう。
K10D400mm_1/50_F22_SR/off絞り値F22、シャッタスピード1/50、1/50では流石に手持ち撮影ではこんなものです。

では、カメラの手ぶれ補正機構を働かせてみます。
K10D400mm_1/40_F22_SR/on絞り値F22、シャッタスピード1/40、手ぶれ補正ON。

上の三枚の写真を見ただけで、眼の良い方なら、ぶれの有無が見えていると思いますが、念のために100%表示して一部を切り取った写真をお見せします。順番は上の写真と同じです。

K10D400mm_1/500_F6,3_SR/off_100%ぶれていません。絞り値は小さいので被写界深度の関係で前後の電線はボケていますが、シャッタスピードが十分速いのでぶれは殆どありません。

K10D400mm_1/50_F22_SR/off_100%絞り値を大きくして前後の風景のボケ量を小さくしようとすると、シャッタスピードは遅くなり過ぎて手ぶれが生じてしまう。

K10D400mm_1/40_F22_SR/on_100%そこで、手ぶれ補正機構を働かせると・・・・・・効いていますね。

今回の試写で、焦点距離400mmのレンズでもボディ内手ぶれ補正でシャッタスピードで約3段分以上改善されたといえます。

次に、タクマー4,0/200で200m以上先に駐車している車のライセンスプレートが読み取れるかという実験。

最初の2枚は画像全体をそのまま縮小、最後の2枚は100%画像の一部を切り取ったもの。絞り値はF8付近。

K10D200mm_F8_SR/on手ぶれ補正off

K10D200mm_F8_SR/off手ぶれ補正on

これら2枚の写真では違いがわかり難いですが・・・・100%で見てみると

K10D200mm_F8_SR/off_100%手ぶれ補正off

K10D200mm_F8_SR/on手ぶれ補正on

やはり手ぶれ補正の効果はあります。

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 世界で使われているデジタル一眼レフ写真機のほとんどはキヤノンとニコンが製造販売している。その隙間をPENTAXやオリンパスなどのメーカーが埋めているのが実情である。PENTAXのデジタル一眼レフ写真機への進出は二大企業に比べてずっと遅く、2003年の夏である。しかし、同社の一眼レフ写真機開発の歴史はキャノンやニコンよりも古く、現在の一眼レフ写真機の基本構造を完成させたと言っても過言ではない。もうPENTAXはデジタル化には手を出さないのかと思っていたが、この年とうとう出してきた。二大企業に大きく水を開けられていたわけだから、どうにもこうにもならないだろうというのが世間の冷ややかな眼である。それが証拠に、ほぼ同時期にデジタル一眼レフ写真機を投入したミノルタはわずかな期間で写真機分野から完全撤退した。それほど、弱小メーカーにとってデジタル一眼レフ写真機の開発・製造はリスキーなのだ。

  PENTAX初のデジタル一眼レフ写真機は会社を潰さない程度に市場に流通したようだ。その証拠にPENTAXはいまだ潰れていないし、写真機を作り続けている。しかし、社内では相当風あたりはキツかったようだ。当然撤退の話もあっただろう。最初のモデルが投入されてから幾つかのマイナーチェンジがなされた。時にはスペックダウンして値下げをはかり、わずかなシェアを維持してきた。購買層が底辺に広がり出した時期にマッチして、廉価版モデルがシェアを維持したのだろう。キヤノンは既に流れを読んで廉価版モデルで大きくシェアを大きく獲得した。おそらく、キヤノンの巨大なシェアの半分以上は廉価版モデルだと思われる。ニコンは出遅れてしまったが、本格モデルが健在だ。ニコンにはニコンのスタンスがあるのでしょう。

 2006年、PENTAXは異なった流れに乗り出してきた。PENTAXの支持層は趣味性の高いユーザーが多く、趣味性の高い機種の開発が強く望まれていたからです。とはいっても、先ずは廉価版モデルに手ぶれ補正を搭載。しかし、このとき最初の機種から一貫したネーミングも変えてきた。そして、同年11月に発売したのがK10Dというモデル。当初から採用してきた撮像素子を600万画素から1000万画素に変更。手ぶれ補正機構、撮像素子面への埃付着対策、防滴防塵構造、新たな画像処理システム導入、素子からの画像データ変換の大幅改善、本体からレンズへの電源供給など変更点は盛り沢山だ。

 実際にレンズを取り付けて手に取ってみると、従来機とは全く違う写真機であることが直ぐにわかる。先ず、先に述べたように大きくて重い。開発陣がこのカメラをデザインするときに大きく重くしたとは思えないが、織り込みたい機能性能に制限を加えなかった為にサイズと重量がスポイルされたのでしょう。将来は基盤を集積回路化したり、各部材をシェイプアップすることで、もう少しコンパクトで軽量なモデルを開発して頂きたいものである。

 100枚程試撮っただけなので詳しくは述べられないが、感想を少し。グリップは意外と手に馴染む形状と材質で持ち重りしない。右手の親指と中指がフィットして片手で保持し易い。シャッターボタンの感覚はいい感じだ。反押しは軽く、全押しする時の重さとストロークも良い。手ぶれ補正機構はよく働くが過信は禁物で、あくまでもしっかり構えて撮った方が成功率が高い。今や手ぶれ補正機構は常識であるが、二大メーカーが一部のレンズにのみ組み込んでいるのに対して、本機では本体に組み込まれているので、装着するレンズのメーカーや年代は問わない。たとえば、戦前や戦争直後のアンティークレンズを装着した場合でも焦点距離をインプットすれば手ぶれが補正される。オートフォーカスの速度は間違いなく向上しているし、暗い時でも良く作動する。フォーカスの精度はレンズにもよるだろうが、少し手前にピントが合う気がする。露出精度も良くなっているし、ホワイトバランスも外れることが少ない。各操作系は全く違和感がない。ただし、ボタン、ダイヤル類の操作感は重い。ボタン類はポコポコ、パコパコした感じ。これらは防滴・防塵構造の為。シャッターユニットが新しく変更されたのか、シャッターの音と振動が大きく変わった。シャッター音は小さくなったが、ミラーの復帰音が「ぱこっ」という感じで拍子抜け。ミラーのショックを減らす為にダンパーでも入れたか? デジタル写真機ならではであるが、撮った写真が液晶画面で直ぐに確認できる訳だが、従来機は確認までに数秒を要していたのが新機種では瞬間である。RAWデータにJPEGデータも埋め込んでいる為と、画像データの転送・処理速度そのものも向上した為だろう。シャッタスピードや絞り値等の撮影条件も同時に確認できる。液晶画面は2.5型、21万ピクセルで明るさも充分、斜めからでもよく見える。細部確認の為に拡大する時も今まではダイヤルをいっぱい回さないと大きく拡大できなかったが、一発で常用する倍率に拡大できる。明るいところのシロ潰れ、暗いところのクロ潰れも確認できる。光源の違いによるホワイトバランスも微調整可能だ。微に入り細に穿った設定系は少々マニアックであるが、オタクや専門家でなくても写真をこつこつやってきた人にはきっと気に入られる道具である。
2019.07.15 Monday

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