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2008.04.22 Tuesday

何十億年前の光景を見る

JUGEMテーマ:ニュース


何十億年前の光を見ることが出来る!?


 ガンマ線バースト(Gamma-ray burst, GRB)という天文現象が起こると、バーストが起こった場所から強烈なガンマ線が短時間(数分〜数時間)放出され、その後に光が数日間にわたって放出される.この発光は非常に強烈で非常に離れたところまで到達するらしい.

3月19日に、ガンマ線観測衛星スイフトが観測したGRBでは、地上の光学望遠鏡でバーストに伴う光をキャッチすることにも成功した.

バーストが発生したしたところは約75億光年先.つまり、75億年前に放出された光を望遠鏡が捉えたことになる.しかも、その明るさは肉眼でも見ることの出来る5~6等星級の強さであった.

もしかしたら、誰か夜空を見上げているときに、この光を見ていたかもしれない.

GRBは頻繁に発生しているらしく、その時に発生する光が十分強ければ、肉眼で見える可能性がある.スイフト衛星の観測データは一般に公開されているので、GRBの起こった辺りを見ていると新星を見つけることが出来るやも知れない.

何十億光年も離れたところで起こった爆発の光が地球に届く訳だから、その爆発の規模は想像の域を超える.もし近くで起これば地球なんてひとたまりもない.

どうもGRBはとても離れたところで発生しているようです.つまり、何十億年前(非常に遠いところで)は頻繁に起きていたが、最近(近いところで)は珍しい現象なのかも知れません.宇宙の誕生は百数十億年前であると言われていますから、GRBは宇宙誕生から数十億年間は頻繁に発生していたのかもしれませんね.

宇宙で起きていることをイメージするのはとても難しいですね.GRBを観測しても、もうその場所には無いし、どこに行ってどうなったのかも直ぐにはわからない.昔(何億年、何十億年前)GRBを起こしたと思われる天体を詳細に観測できればヒントになるかもしれないけど、何十億光年、あるいは百億光年とか離れた天体を手軽に観測すること自体が困難でしょう.

だから、推測するわけですが、GRBはビッグバン以降では最大級の爆発現象で、地球が属している銀河系よりも遠いところ、あるいは宇宙の果てのようなところで起こっている.バーストの際に発生するエネルギーはビッグバン直後の温度に匹敵すると推測されており、そのようなエネルギーを発生するのは非常に重い天体の爆発なのか、巨大なブラックホールに非常に重い天体が衝突する際に起こることなのか、不明なことだらけのようです.

とはいえ、ロマンですな.

2019.09.06 Friday

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