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2010.03.19 Friday

マグロ 乱獲 絶滅 日本が悪者 回転寿司ブーム キャットフードも悪い

マグロ、特にクロマグロのことが巷で話題になっている.

マグロが激減しているというのだ.

その原因は日本が消費するから.

WWFのホームページによれば、世界で生産されるマグロが年間に200万トン強.日本が消費する量は60万トン弱で有るから三分の一に近い量だ.

マグロの種類でみると、ミナミマグロ、クロマグロなどの高価な種の殆どは日本が消費している.メバチマグロは六割程度らしい.安価なビンナガやキハダマグロになると三割に満たない.

今問題になっているのはクロマグロの生息数が非常に減っているということ.その減少に日本の消費が大きくかかわっている.日本へのクロマグロの輸出を止めれば激減に歯止めをかけられるという.

果たしてそうなのか.

単純にそう上手くいくのか?






マグロと言えばテレビで見る青森大間のマグロだ.

でも、あれは消費されるマグロのほんの一部で、大金持ちの胃袋に入る分だけだ.

一般庶民の胃袋の中に大量に消費されるマグロの多くは養殖されたもの.

それも、所謂養殖と異なり、畜養という手段で育てられたもの.

マグロの畜養は幼魚を自然界から捕ってきて、いけすの中で大きく育てる方式である.

マグロの畜養はオーストラリアや地中海で盛んに行われ、日本に出荷されている.

この、畜養の為に幼魚を捕ることが激減に大きく働いているという.

ならば、鮭のように人工孵化をして幼魚を捕ることを止めればいい.

といっても、マグロの人工孵化は非常に難しいらしい.

近畿大学がそれに成功して、やっと幼魚を畜養業者に提供できるところまでこぎつけたという.

マグロは比較的成長が早いらしいので、完全養殖されたものが市場を席巻するのは近いだろう.

でも問題は有る.

畜養、完全養殖にかかわらず、育てるにはエサが要る.

エサはイワシやサバ、ニシン等

マグロを育てる為にそれらの魚を乱獲しなくてはならないのだ.

一トンのエサから一トンのマグロが出来るわけはない.

効率は非常に悪い(たぶん).

おまけに高密度で飼育するから病気を予防する為に大量の抗菌剤を使うことになる.

エサの食べ残しと抗菌剤で飼育場近くの海域は汚染される.

こんなことはハマチの養殖で経験済みの筈.

さあ、そうしたらどうする?日本

魚を多く食べるのは日本の食文化だから仕方がない.

でも、マグロにだけ嗜好が偏るのは良くない.

魚というのは日本人以外に世界中のペットも食べている.

キャットフードの原料として、世界で消費される魚の量は二百五十万トン弱といわれている.

勿論、キャットフードに使われる魚の種類はマグロ養殖に使われる魚に近いと推察される.

大間のクロマグロはまさか使うまい.

でも、安価なビンナガやキハダは案外使われているかもしれない.

カツオやサバは勿論使われているだろう.

そう考えるとネコのくせに贅沢だな.

案外、ペットフードに使っている魚の捕獲を止めれば、小魚が増えて、それを食べる大きな魚も増えるかもしれない.

人間がマグロを食べるのを我慢するのだからネコにも魚を食べるのを我慢してもらおう.

虫を雑草で育ててペットや魚のエサににすればいい.

だいたい、世界中で飢えている人はゴマンといるのだから、ペットフードに消費している分の一部はそちらにまわせばいい.
2019.09.06 Friday

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マグロは食べられるの?
意外なことにあっさりと否決。ニュースでは当然可決でしょ!みたいなノリだったのに。私としては文句を言われてまでマグロを食べたいとは思わないのでどっちでもいいとは思っていたけど、相変わらずの欧米諸国のワガママな考えには辟易しますね。これから絶滅をさせずに
(にたろうの退屈な日々 2010/03/19 11:58 PM)

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