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2011.08.31 Wednesday

ウマの家畜化は約9000年前

ウマの祖先(ヒラコテリウム)は小さなイヌくらいの大きさであったが、現在のウマの体型的特徴を備えている.最古の化石は北米で約5000万年前の地層から見つかっている.長い過程を経て、約200-100万年前には今のウマに近いところまで進化したが、北米では数千年前に絶滅してしまった.原人が使っていたと見られる約176万年前の石器がアフリカ大陸のケニアで発見された.ほぼ同じ時期である.その頃はウマは家畜ではなく原人の狩猟の獲物の一つであった.


ムスタングといえば古い人ならアメリカのスポーツカーを思い出すだろう.新大陸にいた野生馬のことをムスタングと呼び、その名をクルマの名前にとったのだ.野生馬は新大陸以外にモンゴル、日本、南西諸島などでもみられ、何れも家畜化されたウマが再び野生化したものだ.

ウマが家畜化されたのは紀元前4000-3000年頃といわれているが、最近の研究で更に遡って約9000年前には家畜化されていたことがわかった.ヒツジやヤギ、ウシが家畜化された頃と一致する.場所は世界で最もウマを愛する民族がいる中近東だ.ヒトが道具を使いだしてから実に170数万年かかって家畜の飼育が行われるようになったのだ.

家畜化といえば、イヌの作出にも歴史があり、オオカミがイヌ祖先であることは科学的証拠無しに誰しもが予測できるが、遺伝子の解析からも其れが裏付けられている.キツネもオオカミに近いが、イヌの祖先ではない.キツネはけっして人になつかないが、稀に攻撃的性質の弱いものが現れ、これらを掛け合わせると、なつく個体が高頻度に生まれるようになるという.また、掛け合わせることで、ちょうど今の伴侶動物としてのイヌに近い特徴(巻き尾、垂れ耳、白班など)が現れるという.やがて、チンやチワワ、ブルドックのような不細工なキツネが作り出されるかもしれない.
2019.10.17 Thursday

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