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2012.07.04 Wednesday

それでも食べたい

今月からレバ刺しの提供販売が禁止になった。

むかし、35年以上前のことだが、大阪にいた頃、レバ刺しは生肝といって一部の人達に食されていた。

その頃は腸管出血性大腸菌、いわゆる0-157は出現しておらず、他のキャンピロバクターなどを注意していれば新鮮で店主が見極めたレバーであれば安全に食せた。

新大阪のある店では、全身の臓器を刺身で食べることができた。

だが、今は相当な注意を払っていても食中毒が発生してしまうようで、政府が禁止するのも頷ける。

もともと生で獣肉や臓器を食する習慣のなかった人たちにまでレバ刺しやユッケ、馬刺し牛刺、鳥刺しが浸透してしまい、収拾がつかなくなっているのだ。

それでも、食べたい、食べようとする人がいるのも事実で、焼いて食べるために提供されたレバーを生で食べてしまう人たちさえいる。

自殺行為と言われても仕方ない。

病原菌には少数で簡単に感染するものと、相当数でないと感染しないものがある。

キャンピロバクターや腸管出血性大腸菌は前者、腸炎ビブリオ菌、セレウス菌、ウェルシュ菌やサルモネラ菌は後者である。

抵抗力の弱い老人や基礎疾患(慢性肝炎、糖尿病、自己免疫性疾患の治療など)を有する人たち、および免疫が未熟な小児では重症化しやすい上に、後者の菌種にも少数で感染しやすい。

また、他にはE型肝炎ウイルス、トキソプラズマ、リステリア、寄生虫の感染の危険性がある。

豚や野生動物(鹿や猪)の肉や臓器の生食でE型肝炎の発生がある。

放射線滅菌して食べればいいなどという新聞記事もあるが、いかがなものか。




2019.10.17 Thursday

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