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2013.08.22 Thursday

原発事故がもたらすもの

福島第一原発が事故を起こしたのが2011年の3月だから、二年と六ヶ月が経とうとしている.

緊急的事態は過ぎたが、事故施設からの放射性物質漏れ、そして環境への拡散がつづいている.さらに、おもに作業員の思いがけない被爆、事故現場周辺の汚染もまだまだ避けられない.

被爆住民の健康調査で、小児の甲状腺がんが問題になっている.

三十数万人調べて二十人近くが甲状腺がんと確定された.

此の数字は何を意味しているのか?

一般には小児百万人に数人しか発生しないと云われているから、10倍を有に超えている.発生率が有意に上昇していると云っても良いレベルだろう.

同様の事故にチェルノブイリ原発の事故があるが、小児では事故の7年後、思春期が10年後まで発生率が上昇し、若年層では現在でも右肩上がりに発生しているという.

チェルノブイリの経験から、福島でも住民の健康被害については今後も目が離せない.

現場周辺の地域に住民が再び住める日は何十年後になるのか?

この世に全く事故を起こさないものなんて存在しない.

特に原子力施設が事故を起こせば被害が甚大で当該機関では到底対応できない.

だから、事故を想定して他所に迷惑をかけない徹底的な対策を取らなければならない.

福島第一原発の事故は、日本の原発にはそれができていなかったと云う証明になった.

2019.07.15 Monday

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